「梅田哲也 0滞」ラジオとヘッドフォンを持って別府の決められたポイントを廻る。GPSが電波を受信すると物語(森山未來、浦島ひかり)が聞こえてくる。昨年の芸術祭「in BEPPU」で展開された作品の再演。全部廻れたわけではなく、最後の映画も未鑑で終わったが面白い試みの一端は体感できたかな。
2021.12.28
ロバート・キャパ展 -THE FACE-
田川市美術館
戦争写真家(報道写真家)のイメージが強いキャパですが、平時の人物写真や子どもの笑顔を撮った写真などにも素晴らしいカットがたくさんあります。
1/26まで。
時空を埋め尽くしている無尽蔵の場の意識、記憶を
潜像のカケラとして 無造作に 拾い集める。
明確な意志を持つ時、それは具現化する。
存在、意識、時空、次元、気配など 人の感覚、認識では
捉えきれない世界を 主に写真などで表現しています。
ノーファインダー、スローシヤッタースピード、
同時期、共星の里 黒川INN美術館でも別タイトルの写真展が開催されます。
本日より 「万田坑 -記憶の残照-」を展示しています。各所で写真展を開いてきましたが、光画堂での展示は初めてです。お見逃しなく。
2015年、世界遺産に登録された三井三池炭鉱の万田坑。現在は整備され、ガイド付きで見学することができます。
この写真は1997年の閉山後、朽ちるがままの状態で置かれていた万田坑を荒尾市教育委員会の許可を得て、2002年の夏と2003年の冬に撮影したものです。2003年8月、銀座のコダックフォトサロンで写真展を開き、その後、各所を巡回しました。今回、初めて光画堂で展示いたします。
初回、写真展の序文
福岡県と熊本県の県境にある「万田坑」は三池炭鉱の主力坑のひとつとして明治30年代に開かれました。そして、三井の総力を挙げて整備され、我国最大規模の竪坑になりました。
昭和26年に採炭は終えましたが、揚水や坑内整備のため、平成9年まで施設が維持されていたようです。
これだけまとまった形で炭鉱施設が残っているところは貴重で、また日本の近代化に果たした役割も評価され、平成10年に国の重要文化財、平成21年には国の史跡に指定されました。
しかし、現況は閉山時から満足な保存・修復は行われておらず、一部では施設の崩壊も進んでいます。
100年に渡り日本の近代化につくし、戦後の復興をも支えた万田坑。そこには人々の喜びや悲しみ、希望や絶望も織火のように残っているに違いありません。今は静かにその姿を横たえる万田坑。そこに残る時間の痕跡、そして人々の記憶の残照を写しとりたかったのです。