同志へのオマージュ

2025年8月24日、西日本新聞福岡都市圏版に福岡県立美術館の西本さんが書かれた記事が掲載されています。

九州派が終焉に向かおうとしていた1962年11月、福岡市の百道海水浴場。夕方から翌朝まで九州派主催の大イベント「英雄たちの大集会」が開かれた。メンバーが持ち寄った作品の展示、パフォーマンス(ハプニング)などが寒い海岸べりで夜通し熱く繰り広げられた。
その中で宮﨑準之助はひとり黙々とスコップで砂に穴を掘り続けた。潮が満ちてきて、掘った穴は海水にさらわれていく。それでも彼は朝まで延々と穴を掘るという行為を続けた。(蛇足だがモノ派が生まれるずっと前の事である)

その時の印象を尾花成春は彼の訃報に触れた時、一枚の絵に残している。

この作品展示は福岡県美術館で8/29まで。

#宮﨑準之助 #九州派 #尾花成春 #英雄たちの大集会

福岡市美術館「新収蔵品展」

2025.3.25~6.1 福岡市美術館 近現代美術室Aにて「新収蔵品展」が開かれています。

尾花成春の「労働者」(1957)と「野(筑後川放水路)」が展示されています。

「ちくごist尾花成春展」閉幕しました

2ヶ月半に及んだ「ちくごist尾花成春展」が7月7日、好評のうちに閉幕しました。
久留米市美術館の2階全スペースを使い、尾花成春の生涯作品の中から選び抜かれた100点の作品を並べた空間は壮観でした。
予想を上回る多くの方にご来館いただきました。雨や酷暑の日もありましたが、足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。

皆様から色々なお言葉、感想をいただきました。尾花成春をご存知だった人からは、一同にその全貌を観ることができ面白かった、新たな発見があったと言っていただきました。また、初めて尾花成春の作品に触れられた方からも一様にお褒めの言葉をいただきました。中には何回もリピートしたという方もいらっしゃいました。

そして、会期中、3度も演奏会を開いてくれた九州交響楽団のメンバー、九州派時代から尾花成春を見てこられ、今回、講演会を開いてくださった元フクニチ新聞の深野治さん、ワークショップで絵の楽しみ方を拡げてくれた國吉篤子さん、6回もギャラリートークを企画してくれたサポートボランティアの皆様、裏でこの展覧会を支えてくれた美術館の学芸員の皆さん、スタッフ、そして、素晴らしい展覧会を組み立ててくれた担当学芸員の森智志さんに感謝です。

今後どのように展開していくのか分かりませんが、これからも尾花成春の応援をよろしくお願いします。

 

ギャラリーコンサート

5月26日、久留米市美術館1階でギャラリーコンサートが開かれました。尾花成春が絵を教えていた九州交響楽団のメンバーがこのためにアンサンブルを再結成、素晴らしい演奏を披露してくれました♪ 午後のひと時を音楽と美術で彩ってくれました。贅沢な時間でした。
次回は6月2日(日)14時、ミュージアムコンサートが石橋文化ホールで開催されます。こちらは予約不要。どなたでもお聴きいただけます。

「OUR CULTURE,OUR VIEW」必聴!

 

5月12日、LOVE FMの「OUR CULTURE,OUR VIEW」に久留米市美術館の学芸員森さんが登場です。尾花成春展について詳しく話されています。今回が前編、来週が後編。2回に分けてのオンエアです。

radikoのタイムフリー、Podcastでも聴くことができます。