2025年8月24日、西日本新聞福岡都市圏版に福岡県立美術館の西本さんが書かれた記事が掲載されています。
九州派が終焉に向かおうとしていた1962年11月、福岡市の百道海水浴場。夕方から翌朝まで九州派主催の大イベント「英雄たちの大集会」が開かれた。メンバーが持ち寄った作品の展示、パフォーマンス(ハプニング)などが寒い海岸べりで夜通し熱く繰り広げられた。
その中で宮﨑準之助はひとり黙々とスコップで砂に穴を掘り続けた。潮が満ちてきて、掘った穴は海水にさらわれていく。それでも彼は朝まで延々と穴を掘るという行為を続けた。(蛇足だがモノ派が生まれるずっと前の事である)
その時の印象を尾花成春は彼の訃報に触れた時、一枚の絵に残している。
この作品展示は福岡県美術館で8/29まで。