長崎県美術館 新収蔵作品展

長崎県美術館で「2024年度新収蔵作品展」が開催中です。尾花成春作品4点も展示されています。
学芸員の稲葉さんがその中から「海 瀬戸内海」と「海の人」について、長崎新聞に寄稿されています。素晴らしい文です。一読ください。また、長崎県美術館にも足をお運びください。2026年1月12日まで

持続するスピリッツ

 

尾花成春作品展示のお知らせ
アートフェアアジア福岡(AFAF)
マリンメッセ福岡B館
一般財団法人九州美術振興財団のブース「持続するスピリッツ 九州派のアーティストたち」
2025.9.28(日)まで お見逃しなく。

巨星墜つ


9月7日、陶芸家の山本源太さんが亡くなりました。83歳でした。

1987年、新天町にあったおいし画廊で尾花成春との2人展を開かれております。2017年にはギャラリー安政での「尾花成春遺作展」も観に来てくださいました。後日、光画堂にも。

お通夜には多くの弔問者が来られており、たくさんの人に慕われていた人だったのだと実感いたしました。

星野の源太窯で撮らせていただいた写真。忘れられない笑顔です。合掌。

同志へのオマージュ

2025年8月24日、西日本新聞福岡都市圏版に福岡県立美術館の西本さんが書かれた記事が掲載されています。

九州派が終焉に向かおうとしていた1962年11月、福岡市の百道海水浴場。夕方から翌朝まで九州派主催の大イベント「英雄たちの大集会」が開かれた。メンバーが持ち寄った作品の展示、パフォーマンス(ハプニング)などが寒い海岸べりで夜通し熱く繰り広げられた。
その中で宮﨑準之助はひとり黙々とスコップで砂に穴を掘り続けた。潮が満ちてきて、掘った穴は海水にさらわれていく。それでも彼は朝まで延々と穴を掘るという行為を続けた。(蛇足だがモノ派が生まれるずっと前の事である)

その時の印象を尾花成春は彼の訃報に触れた時、一枚の絵に残している。

この作品展示は福岡県美術館で8/29まで。

#宮﨑準之助 #九州派 #尾花成春 #英雄たちの大集会

福岡市美術館「新収蔵品展」

2025.3.25~6.1 福岡市美術館 近現代美術室Aにて「新収蔵品展」が開かれています。

尾花成春の「労働者」(1957)と「野(筑後川放水路)」が展示されています。

「ちくごist尾花成春展」閉幕しました

2ヶ月半に及んだ「ちくごist尾花成春展」が7月7日、好評のうちに閉幕しました。
久留米市美術館の2階全スペースを使い、尾花成春の生涯作品の中から選び抜かれた100点の作品を並べた空間は壮観でした。
予想を上回る多くの方にご来館いただきました。雨や酷暑の日もありましたが、足を運んでいただいた皆様、ありがとうございました。

皆様から色々なお言葉、感想をいただきました。尾花成春をご存知だった人からは、一同にその全貌を観ることができ面白かった、新たな発見があったと言っていただきました。また、初めて尾花成春の作品に触れられた方からも一様にお褒めの言葉をいただきました。中には何回もリピートしたという方もいらっしゃいました。

そして、会期中、3度も演奏会を開いてくれた九州交響楽団のメンバー、九州派時代から尾花成春を見てこられ、今回、講演会を開いてくださった元フクニチ新聞の深野治さん、ワークショップで絵の楽しみ方を拡げてくれた國吉篤子さん、6回もギャラリートークを企画してくれたサポートボランティアの皆様、裏でこの展覧会を支えてくれた美術館の学芸員の皆さん、スタッフ、そして、素晴らしい展覧会を組み立ててくれた担当学芸員の森智志さんに感謝です。

今後どのように展開していくのか分かりませんが、これからも尾花成春の応援をよろしくお願いします。