「万田坑 -記憶の残照- 」

本日より 「万田坑 -記憶の残照-」を展示しています。各所で写真展を開いてきましたが、光画堂での展示は初めてです。お見逃しなく。

2015年、世界遺産に登録された三井三池炭鉱の万田坑。現在は整備され、ガイド付きで見学することができます。
この写真は1997年の閉山後、朽ちるがままの状態で置かれていた万田坑を荒尾市教育委員会の許可を得て、2002年の夏と2003年の冬に撮影したものです。2003年8月、銀座のコダックフォトサロンで写真展を開き、その後、各所を巡回しました。今回、初めて光画堂で展示いたします。

初回、写真展の序文
福岡県と熊本県の県境にある「万田坑」は三池炭鉱の主力坑のひとつとして明治30年代に開かれました。そして、三井の総力を挙げて整備され、我国最大規模の竪坑になりました。
昭和26年に採炭は終えましたが、揚水や坑内整備のため、平成9年まで施設が維持されていたようです。

これだけまとまった形で炭鉱施設が残っているところは貴重で、また日本の近代化に果たした役割も評価され、平成10年に国の重要文化財、平成21年には国の史跡に指定されました。
しかし、現況は閉山時から満足な保存・修復は行われておらず、一部では施設の崩壊も進んでいます。

100年に渡り日本の近代化につくし、戦後の復興をも支えた万田坑。そこには人々の喜びや悲しみ、希望や絶望も織火のように残っているに違いありません。今は静かにその姿を横たえる万田坑。そこに残る時間の痕跡、そして人々の記憶の残照を写しとりたかったのです。

#万田坑 #三井三池炭鉱 #写真展 #フイルム #光画堂

「福岡県立美術館コレクション展 風景で巡る世界」at 九州芸文館

九州芸文館で開催中の「福岡県立美術館コレクション展 風景で巡る世界」を観てきた。
尾花成春の筑後川シリーズが高島野十郎の筑後川と並んで展示してあった。
残念なのは隈研吾設計の立派な美術館なのにいつも貸切状態で観なければいけないこと。。
#福岡県立美術館 #九州芸文館 #風景画 #尾花成春 #筑後川

「九州派」展 ギャラリーモリタにて開催中

「九州派」展 第2弾

4/27 ~ 5/19

13:00 ~ 19:00 月曜休廊

桜井孝身 石橋泰幸 山内重太郎 尾花成春

ギャラリー・モリタ

福岡市中央区赤坂3-9-28 ロフティ赤坂2F

092-716-1032

戦後、東京では「ネオ・ダダ」、関西では「具体美術協会」などの美術団体が生まれた。ほぼ同時期、福岡市で結成された奇跡の前衛美術集団「九州派」はとりわけ異彩を放っている。

1988年福岡市美術館における『九州派展:反芸術プロジェクト』の開催により、その全容が明らかとなるまで、「九州派」は長い間伝説のベールに包まれたままだった。作品の保存よりもまずその効果やアピール度を重要視し、形をともなわない活動形態も数多くあったため、作品としてほとんど現存していない。『作品がない』という現実自体も、いわば九州派の痕跡なのだ。九州派を世に問うことはロマンにほかならない。

今回、各作家の遺族の方々のご厚意などにより貴重な作品を集めることができました。ぜひご高覧いただければ幸いです。

(案内状より)

 

4/28より「竹崎陽子作品展」開催

昨年11月、好評をいただいた竹崎陽子さんの作品展。光画堂 (第2展示室) にて2度目の作品展を開催いたします。

2019.4/28(SUN)~5/6(M0N)

作家在廊 5/3~5/5 (12時~)

5/4、5/5  (13時〜16時) ワークショップ開催

「うさぎ紳士のちいさな版画工房」

腐蝕させない銅版画 ドライポイントで作品を作っていただきます。

要予約

¥3,000

お問い合わせとご予約は  080-4279-3665 (竹崎陽子)までお願いします。

下記画像、クリックで拡大します。詳細は画像を御覧ください。