次回展覧会「山岸靖司展 しずかなじかん」のお知らせ

山岸靖司展 しずかなじかん

2019.10.5(SAT)~10.20(SUN) 10:30~18:00  水曜定休日

 

しずかなじかん   山岸靖司

時おり日常の あわいに現れる すきまに はいり込む
たちどまるまで わすれていたかもしれない
しずかなじかん
ながされ 自身が 見えなくなっていた
今は 歩みをゆるめ
皮膚から 伝わる波を 能動的に感じ
ゆっくり ただよう

 

時空を埋め尽くしている無尽蔵の場の意識、記憶を
  潜像のカケラとして 無造作に 拾い集める。
  明確な意志を持つ時、それは具現化する。

  存在、意識、時空、次元、気配など 人の感覚、認識では
  捉えきれない世界を 主に写真などで表現しています。

 

ノーファインダー、スローシヤッタースピード、多重露光で撮影された作品です。どのような世界が展開しているのか、是非御覧ください。

同時期、共星の里 黒川INN美術館でも別タイトルの写真展が開催されます。

Season Lao氏 来廊

マカオとNYからのお客様。

左端、Season Laoさんは世界中で作品発表されてる写真家です。現在、福岡のギャラリーモリタで作品展を開催中。

ナカシンイチ展 開催中

9月22日(日)まで (会期中無休)
10:30~18:00
現在、ナカシンイチ氏の過去の作品を中心に展示しています。彼の最新シリーズ”inner vision:” に至る道筋をご覧いただけます。
“inner vision:” で独自の世界観を完成させたようにも見えますが、そこに到達するまでの作品にも素晴らしいものがあります。
最近は若い人の間でも現代アートを所持し、自分の部屋にかけて楽しむというようにアートが身近なものになってきているようです。
先ごろ行われた「アートフェアアジア福岡2019」もそういった若い人たちやアートファンで大賑わいでした。(一時は入場制限も!)
そんな現代アートを楽しむ秋の一日はいかがでしょうか?
まだまだ残暑が続いておりますが、わずかに秋の気配も感じるようになってきました。
うきはのフルーツ狩や白壁の残る吉井町の散策ついでに光画堂にも足をお運びください。

現代アート #うきは市 #contemporaryart @ Gallery & Cafe 光画堂

アートフェアアジア福岡2019

アートフェアアジア福岡2019

 

 

 

今年で5回目となる “アートフェアアジア福岡2019” が間近に迫ってきました。

今回は三越ギャラリーが加わり、2会場でのフェアになります。日本中、アジアからのアート作品をまとめて見られるチャンスです。

9/5,6,7,8

福岡三越9階「三越ギャラリー」

ホテルオークラ福岡9階

尾花成春の作品はギャラリーモリタから出品されます。@ホテルオークラ

 

 

「万田坑 -記憶の残照- 」好評開催中

明治42年に建てられた巻揚機室。イギリス積みの煉瓦造り。丸窓に三井の文字が見える。
#写真展 #万田坑 #三井三池炭鉱
#大牟田 #荒尾 #近代化遺産 #産業遺産 #尾花基

第2竪坑坑口。ここから地底264mまで降りる。
#写真展 #万田坑 #三井三池炭鉱
#大牟田 #荒尾 #近代化遺産 #産業遺産 #尾花基

巻揚機。ワイヤー径36ミリ。明治時代、英国から輸入。
#写真展 #万田坑 #三井三池炭鉱
#大牟田 #荒尾 #近代化遺産 #産業遺産 #尾花基

平成9年(1997)、完全閉山。そこで時間が止まっていた。

クリスチャン・ボルタンスキー展 @国立新美術館

六本木の国立新美術館で開催中の「クリスチャン・ボルタンスキー展」を観てきました。

現代のフランスを代表する作家、クリスチャン・ボルタンスキー(1944年-)の活動の全貌を紹介する、日本では過去最大規模の回顧展です。

クリスチャン・ボルタンスキー ぼた山

「ぼた山」。大量の黒い衣服が積み重なってできた山は、炭鉱で働いた多くの人々の存在を象徴すると同時に、その個性と思い出がはかなく消えてしまうことをも暗示しているそうです。

「黄昏」。電球が毎日3つずつ消え、会期最終日にはすべての電球が消える。段階的に消えていく電球は、人生において死が必ず訪れるものであることを表現しているようです。

 

「万田坑 -記憶の残照- 」

本日より 「万田坑 -記憶の残照-」を展示しています。各所で写真展を開いてきましたが、光画堂での展示は初めてです。お見逃しなく。

2015年、世界遺産に登録された三井三池炭鉱の万田坑。現在は整備され、ガイド付きで見学することができます。
この写真は1997年の閉山後、朽ちるがままの状態で置かれていた万田坑を荒尾市教育委員会の許可を得て、2002年の夏と2003年の冬に撮影したものです。2003年8月、銀座のコダックフォトサロンで写真展を開き、その後、各所を巡回しました。今回、初めて光画堂で展示いたします。

初回、写真展の序文
福岡県と熊本県の県境にある「万田坑」は三池炭鉱の主力坑のひとつとして明治30年代に開かれました。そして、三井の総力を挙げて整備され、我国最大規模の竪坑になりました。
昭和26年に採炭は終えましたが、揚水や坑内整備のため、平成9年まで施設が維持されていたようです。

これだけまとまった形で炭鉱施設が残っているところは貴重で、また日本の近代化に果たした役割も評価され、平成10年に国の重要文化財、平成21年には国の史跡に指定されました。
しかし、現況は閉山時から満足な保存・修復は行われておらず、一部では施設の崩壊も進んでいます。

100年に渡り日本の近代化につくし、戦後の復興をも支えた万田坑。そこには人々の喜びや悲しみ、希望や絶望も織火のように残っているに違いありません。今は静かにその姿を横たえる万田坑。そこに残る時間の痕跡、そして人々の記憶の残照を写しとりたかったのです。

#万田坑 #三井三池炭鉱 #写真展 #フイルム #光画堂