「野」1973 F60 尾花成春

1964.9.26
前衛運動というデモンストレーションの時代は終わった。
一人一人の作家が再び”個”に帰るときが来たようだ。
九州派もようやく解散の時期が自然に来たような気がする。
これ以上グループを続けるということは、華々しかった運動への未練だけで、それからはもう何も生まれてこないということだ。

「作品 野より」1965 尾花成春

 

1964.6.14 (39歳)

茫漠たる野
果てしない野
心の中の野

私の絵画の中で探し求めていた野
混沌としたリズムが一つになって、果てしなく消える時
いくつものカタチが一つになって消えること

私はやっと今日、それがつかめたような気がする

 

「尾花成春展(仮題)」のお知らせ

明けましておめでとうございます。

年明け早々、来年の話で恐縮ですが、嬉しいお知らせがあります。2024(R.6)年2月10日~4月14日まで久留米市美術館 (石橋文化センター内)において「尾花成春展(仮題)」が開催されます。70年以上に渡って描き溜めた作品の中から100点以上が展示されます。

今年はその準備で忙しくなりそうです。

ギャラリー光画堂は尾花成春の作品を常設展示しています。お立ち寄りください。「作品 野より(風の野)1989年 M30

 

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